化粧品は、お肌に対する安全性について十分な注意を払い、通常の使用において刺激やトラブルの起こることのないように製造されています。しかし、使用する人の体質や体調、季節や年齢などによって、使用中、または使用後にほてり、かゆみ、赤み、痛み、腫れなどの異常が肌にあらわれることがあります。化粧品の注意表示ではこのような症状を「お肌に合わない場合」と言い、症状の悪化を防ぐために「ご使用をおやめください」と記載し、直ちに使用を中止していただくようお願いしています。
目の周りの皮膚はうすく、大変デリケートです。そのため、外部からの何らかの刺激によって、カブレ(接触性皮膚炎)を起こしてしまうことがあります。目の周りのカブレの原因はさまざまで、クレンジングや洗顔、マッサージの時にまぶたをこすりすぎたことが原因の場合もありますし、今まで全く症状が無かったのに、ある特定の成分に対するアレルギー反応が、突然現れることもあります。化粧品以外にも、花粉などの植物やメガネのフレーム、水泳用のゴーグル、目薬など、さまざまな原因でカブレが起きることがあります。もしカブレの症状が現れたら、自分だけで判断を下さず、できるだけ早めに皮膚科専門医の診療を受け、原因を特定されることをおすすめします。